こんにちは、Rise Lineの仲里です。
もうすぐ12月ですね。
だんだん寒くなり、暖房器具をお使いのご家庭も増えたかと思います。
コロナの影響でおうち時間が増え例年に比べて電力使用量も増えているかと思います。
電気料金を見てビックリなんて方も多いはず。
電力使用量の増加もそうですが、電気料金自体の値上がりも家計を圧迫している要因の一つです。
そんな今日は、昨今高騰する電気料金について簡単にではありますがお話しようと思います。
なぜ、電気代が高騰しているのか。
今さら聞けない【高騰し続ける電気料金】その要因とは?
大きな要因としてあげられるのは以下の3つです。
1.燃料費調節額の高騰
日本は、電源構成における火力発電の割合が非常に高くその燃料でもある天然ガス・石炭はほとんどを輸入に頼っています。
その輸入価格は市場や世界情勢、為替レートにより変動しており電力会社は、こうした価格変動のリスクを抑制するために
燃料の調達コストを「燃料費調整額」として電気料金に反映させ、収支を調整しています。
近年は、燃料輸入価格の上昇により「燃料費調整額」も高騰しているため電気代高騰の要因となっています。
2.再エネ賦課金の値上げ
再エネ賦課金とは、CO2削減や燃料の輸入依存の解消を目的として作られた制度となっています。
電力会社が再生可能エネルギーを買い取る際のコストを電気代の一部として【再エネ賦課金】という名目で電力消費者に請求されています。
なお、再エネ賦課金は再生可能エネルギーが普及するほど単価が高くなるものなので、今後も負担額は増加していくといわれています。
3.国内の電力供給力不足
国内の電力供給量は、年々減少しています。
その原因は以下の通りで
1.原発停止による影響
東日本大震災をきっかけに、原子力発電所の稼働停止が続いており
日本の電力供給における原子力発電の割合は大半がなくなり全体の供給量も減少しております。。
2.火力発電の縮小
CO2削減が推進される現在、排出量が多い火力発電はデメリットが大く徐々に再生可能エネルギーへの移行が進められています。
また、電力事業に参入する企業が増えた、採算の悪い火力発電所を休廃止されたことも火力電力が縮小した要因の一つです。
では、なぜ燃料費の輸入額が高騰しているのか原因も見ていきましょう。
燃料費の輸入額が高騰している原因
1.新型コロナウィルス感染拡大の影響
新型コロナウィルスの感染拡大によって、各国でロックダウンや外出制限などが行われたことで生じ
世界的に経済停滞が、燃料価格高騰の原因として挙げられます。
経済が停滞し「原油価格の下落」と「化石燃料からの投資撤退(ダイベストメント)」が加速
世界全体で一時的な「化石燃料離れ」となりましたが
その後、経済活動が徐々に回復。
供給が回復しないうちに石油や天然ガスの需要が再び増加した結果、市場のバランスが崩れたことが価格高騰の原因です。
2.ウクライナ情勢による影響
ロシアは、「天然ガス輸出額1位」、「石炭の輸出額3位」、「石油の輸出額2位」と、化石燃料の輸出額で上位を占めています。
化石燃料の輸出国としてシェアの大きいロシアの天然ガスや原油、石炭が制限されたことで、全体の流通量が減少した結果、燃料の大幅な価格高騰が発生しました。
3.脱炭素社会の影響
世界的に「脱炭素社会」が推進しCO2排出量が他の化石燃料より少ない天然ガスへの切り替えが加速
需要が増加したことで供給が追い付かなくなった結果、市場の高騰は続いています。
4.円安の影響
世界的に燃料費が高騰するなかで、円安が加速した結果、日本が天然ガスや石炭を輸入する際の負担はますます増大しています。
簡単にではありますが電気料金高騰の要因についてお話いたしました。
それに合わせ、コロナの影響でおうち時間が増え電力使用量も上がっています。
電気代の節約に役立つ情報をRise Lineでは配信予定です。
次回は、【知って得する】エアコン節電方法についてお話しします。
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