
こんにちは!愛知県豊川市の電気工事会社 Rise Line(ライズライン)です。
乾燥の寒い季節となり火災のニュースが増えています。
電気は私たちの生活に欠かせないものですが、正しい使い方を知らないと火災などの重大な事故を引き起こす原因にもなります。特に、コンセントの過負荷やタコ足配線に関するリスクについての知識は非常に重要です。本記事では、企業の皆様に向けて火災リスクを最小限に抑えるための電気の使い方を解説します。
1.コンセントの過負荷とは?
コンセントの過負荷とは、1つのコンセントから許容以上の電流を引き出してしまうことを指します。例えば、定格15アンペア(1500ワット)まで使用可能なコンセントに、複数の高電力の家電製品を接続すると過負荷状態になります。これにより、以下の問題が発生する可能性があります:
- 発熱による火災
過剰な電流が流れるとコードやコンセント自体が熱を持ち、火災の原因となります。 - ブレーカーのトリップ
ブレーカーが落ちることで、一部の機器が停止し業務に支障をきたすことがあります。
2.タコ足配線のリスク
「タコ足配線」とは、1つのコンセントに複数の電源タップを接続して使うことを指します。一見便利に見えるこの使い方ですが、以下のようなリスクを伴います:
- 過剰接続による発熱
複数の機器が一箇所に集中していると、タップの容量を超えた電流が流れる可能性が高まります。その結果、発熱して火災が発生するリスクがあります。 - 不安定な接続
差し込みが緩い状態で使用すると、火花が発生しやすくなり、これも火災の原因になります。 - 見えない劣化
長期間タコ足配線を続けるとコードやタップが劣化し、目に見えない部分で危険が進行します。
3.企業での対策方法
企業では多くの電気機器を使用するため、特に注意が必要です。以下のポイントを参考にしてください:
(1) 配線計画を立てる
事前に配線計画を作成し、機器ごとの電力消費量を把握しましょう。これにより、特定のコンセントに負担が集中しないよう調整できます。
(2) 定格容量を守る
使用する電源タップや延長コードの定格容量を確認し、これを超えない範囲で使用してください。
(3) 定期的な点検
電源タップやコードの状態を定期的にチェックしましょう。焦げ臭いにおいや変色がある場合は、すぐに交換してください。
(4) 適切な配線機器を選ぶ
企業では安全性の高いOAタップや、過電流を防止するサーキットブレーカー付きのタップを使用することを推奨します。
(5) 電気工事のプロに相談
必要に応じて、電気工事士に配線の見直しや追加工事を依頼してください。専門家による適切な配線設計は、火災予防に効果的です。

OAタップ
4.まとめ
コンセントの過負荷やタコ足配線は、私たちが気づかないうちに火災のリスクを高めています。特に企業では、複数の電気機器を使用するため、正しい知識と対策が必要不可欠です。日頃から電気の使い方を見直し、安全な環境を維持しましょう。
「安全第一」を合言葉に、火災ゼロの職場づくりを目指しましょう!